
エーザイが9日発表した2025年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比8%減の418億円だった。米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レケンビ」の拡販費用が増えた。前年同期に他社との戦略的提携契約を終えたことに伴う一時的な利益を計上しており、その反動も出た。

4〜12月期の純利益は市場予想平均(QUICKコンセンサス、397億円)を上回った。26年3月期通期の会社計画(前期比11%減の415億円)も超えたが、業績予想は変えなかった。1〜3月期に欧州の構造改革費用を計上する見込みだ。
25年4〜12月期の売上高にあたる売上収益は3%増の6199億円だった。製品別の売上収益は主力の抗がん剤「レンビマ」が4%増の2581億円、レケンビが2.1倍の618億円だった。
エーザイは26年1月、米企業から肺がん治療薬の欧州などでの商業化の権利を取得する契約を結んだと発表した。2月には中国企業からがん免疫薬を日本で販売する権利を取得したことも公表した。井池輝繁代表執行役専務は9日の決算説明会で「レケンビ事業の黒字化がみえてきており、成長投資にかじを切りたい」と語った。
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