協定書を手にするエフレイの山崎理事長㊧とあぶくま信金の太田理事長(9日、福岡県南相馬市)=あぶくま信金提供

福島国際研究教育機構(エフレイ、福島県浪江町)とあぶくま信用金庫(同南相馬市)は9日、連携協定を結んだ。東日本大震災の影響が大きかった浜通り地区の復興で協力する。同信金が地元企業とエフレイの仲介役となり、研究開発の促進や事業化を支援する。企業交流の機会創出でも協力し、地元経済を担う人材確保につなげる。

同信金は浜通りに進出する企業へのファンドや融資を通した金融面での支援体制を強化する。信金同士のネットワークを活用してエフレイの研究成果を全国に発信し、浜通りでの先進的な取り組みの認知度向上につなげる。3月にも同信金内に部門横断の委員会を設け、地域金融力の強化を加速させる。

エフレイは東日本大震災からの「創造的復興の中核拠点」を理念に掲げており、地域金融機関と方向性が一致した。同様の連携協定は東邦銀行に続く2例目となる。

エフレイの山崎光悦理事長は9日の締結式で「信金のネットワークを生かし地元企業の強みをエフレイにつなげてほしい」と期待を寄せた。あぶくま信金の太田福裕理事長は「地元経済界との連携を密にした研究開発や事業化、人材育成などに貢献していく」と意気込みを語った。

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