養命酒製造は10日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施する久光製薬の株式をすべて売却すると発表した。久光製薬の創業家出身の中冨一栄社長の資産管理会社が手がけるTOB(株式公開買い付け)に応募する。TOBが成立した場合、1株あたり6082円で売却し、売却総額は6億1400万円になる。もっとも10日終値(6510円)を下回っている。

養命酒は政策保有株式として、久光製薬株を保持している。TOB応募について「久光製薬の取締役会が賛同の意を表明していることや買い付け価格等の条件が妥当であるなど総合的に勘案し、TOBへの応募が当社の企業価値向上に寄与すると判断した」とコメントした。予定通りTOBが成立した場合、養命酒は2026年3月期に4億1300万円を特別利益として計上する。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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