中外製薬は10日、スイスに拠点を置くアラリス・バイオテックと抗体薬物複合体(ADC)の創薬でライセンス契約を結んだと発表した。アラリスの技術と中外製薬の創薬能力とを組み合わせ、新しい抗がん剤の開発を目指す。

1つの創薬標的について、アラリスの技術ライセンスを中外製薬が取得する。中外製薬はアラリスに一時金のほか、開発や販売の進捗に伴う報酬を提供し、最大で約7億8000万ドル(約1200億円)を支払う可能性がある。

ADCは、人の免疫機能をつかさどる生物由来の「抗体」と、抗がん剤などの「低分子化合物」を結びつけた薬だ。アラリスは抗体と化合物を結びつける「リンカー」の技術に強みを持つ。

アラリスは2025年、大塚ホールディングス傘下の大鵬薬品工業に買収された。中外製薬との提携は同年1月に発表しており、今回中外製薬がオプション権の行使を決定した。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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