経営再建中の日産自動車は12日、2026年3月期の連結最終(当期)損益が6500億円の赤字(前期は6708億円の赤字)になる見通しだと発表した。これまでリストラ費用を算定中として公表を見送っていた。最終赤字は2期連続となる。
横浜市の本社ビル売却による特別利益739億円を計上するなど損失の圧縮を図るものの、大規模リストラに伴う費用をカバーしきれない。
売上高は前期比7・4%減の11兆7000億円、本業のもうけを示す営業損益は2750億円の赤字(前期は697億円の黒字)としていた従来予想から、それぞれ上方修正した。
同時に発表した25年4~12月期連結決算は、最終損益が2502億円の赤字(前年同期は51億円の黒字)、営業損益が101億円の赤字(同640億円の黒字)で、いずれも赤字に転落。売上高は前年同期比6・2%減の8兆5779億円だった。
日産は25年5月に経営再建計画を公表。27年度までに世界17工場を10工場に統合するとともに、グループ従業員の約15%に当たる2万人の削減などを進めている。【鶴見泰寿】
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