東洋エンジニアリングは12日、2026年3月期の連結最終損益が150億円の赤字(前期は20億円の黒字)になる見通しだと発表した。従来予想は50億円の黒字だった。ブラジルのガス火力発電所の設計・建設で遅延と大幅な費用増があった。期末配当は1株あたり25円を見込んでいたが無配とした。
ブラジルの案件は22年7月に受注した。25年7月までに完成する計画だったが、26年4月にずれ込む。遅れは顧客の理由によるため、契約見直しの協議をしてきた。顧客との協議は最終合意にいたらず、25年7月に裁判所へ仲裁を申し立てた。
25年10月以降は顧客からの対価の支払いが留保され、205億円の損失を計上することにした。仲裁手続きの決着には4〜5年かかる見込みとしている。
同日オンラインで開催した説明会に出席した細井栄治社長は「現時点の状況を保守的に捉えた。損失は返ってこない前提としたが仲裁を通じて契約上の権利確保に努める」と話した。
同日発表した25年4〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比36%減の1319億円、最終損益は174億円の赤字(前年同期は23億円の黒字)だった。
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