
京成電鉄は13日、東京都心と成田空港を結ぶ京成成田スカイアクセス線の一部区間について複々線化を検討すると発表した。新鎌ヶ谷―印旛日本医大間(約20キロ)が対象となる。成田空港は滑走路新設など拡張計画が進んでいる。成田空港―京成上野間を走る有料特急「スカイライナー」などの需要増に備え線路容量を拡大する。
スカイライナーは日中毎時3本運行する。訪日外国人(インバウンド)の増加などにより、2025年12月の利用人員は前年同月比で約8%増えた。スーツケースを持った利用客の乗降に時間を要し、出発に遅れが生じるケースもある。
京成は28年度に空港と押上間を結ぶ新型有料特急の運行を始める。複々線化によりスカイライナーと新型特急のほか、成田空港から品川などに向かう「アクセス特急」、線路を共有する北総線も運行本数を増やせる。
スカイライナーの所要時間は日暮里―空港第2ビル間が現在の最速36分から30分台前半に縮まる。
成田空港は29年3月に3本目の滑走路となるC滑走路を新設するほか、既存のB滑走路の延伸も予定する。完成後の年間発着容量は現在の34万回から50万回に増え、空港と東京を結ぶ路線は更なる需要増が見込まれる。

京成は輸送力の強化に向けた対応を急ぐ。空港周辺の単線区間(成田湯川―成田空港間)についても複線化を検討している。新鎌ヶ谷―印旛日本医大間の複々線化や新型特急の運行を合わせ体制を整える。
整備には大規模な投資が必要で回収にも時間がかかる。京成は「国、千葉県、成田国際空港会社などの関係者と整備手法や費用分担などについて協議を進めていく」としている。
京成は13日、設計を進めている新型有料特急のデザインイメージも公開した。最高速度はスカイライナーと同じ時速160キロとなる。押上―空港第2ビル間を最速30分台前半で結ぶ。
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