電動モビリティシステム専門職大学の承継について説明する西和彦氏㊧ら(12日、山形県庁)

学校法人赤門学院(仙台市)は電気自動車(EV)と自動運転の技術者を育てる「電動モビリティシステム専門職大学」(山形県飯豊町)の運営を、2027年4月の開学をめざす新設大学が承継すると発表した。

アスキー創業者で元マイクロソフト副社長の西和彦氏らがつくる「日本先端モビリティ専門職大学(仮称)設置準備委員会」と協定を結んだ。文部科学省に学校法人設置と運営主体変更を申請し、認められれば学生募集を始める。定員は40人。社会人や外国人も募る。

現在の専門職大学は23年4月開学。飯豊町などが進める地域創生策「飯豊電池バレー構想」の柱として誘致した。大幅な定員割れで25年度の学生募集を停止し、引き継ぎ先を探していた。清水浩学長は「教員への責任を感じており、非常にありがたい」と謝意を表した。

新たな専門職大学は現在のカリキュラムを継続する。神奈川県小田原市のキャンパスでモーターやインバーター、車体、自動運転を扱い、飯豊町のキャンパスをリチウムイオン電池の研究・実習拠点とする。併せて同電池と新型太陽電池、高密度光ガラスディスクの関連企業を飯豊キャンパスへ誘致し、産学連携も進める。

西氏は技術者リーダー育成の「日本先端工科大学(仮称)」を28年4月に小田原市で開学する準備も進めている。新たな専門職大学との連携を視野に入れている。西氏は「人生最後のご奉公。わたしが取り組んできたさまざまな実験のノウハウを若い世代へつなげたい」と話している。

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