
ワコールホールディングス(HD)が13日発表した2025年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比51%増の137億円だった。主力の女性向け下着の販売は低迷するものの、京都市内に保有していたオフィスビルの売却益が利益を押し上げる。
売上高にあたる売上収益は2%減の1303億円だった。中国を中心とするアジアや米国の販売不振が続き、下着子会社ルシアンの売却など不採算事業の整理も影響した。
本業のもうけを示す事業利益は2.1倍の31億円だった。構造改革で粗利の改善や販管費の抑制で利益を捻出した。JR京都駅近くに保有していた自社ビルなどの売却に伴い、営業段階で185億円の利益を計上した。
オンラインで記者会見した宮城晃副社長は中国市場について「個人消費が底入れした感触はない。機能性の強みがある商品の提供で、競争力を高めていく」と話した。中国では25年4〜12月期に19店舗を閉鎖し、300店程度まで減らしたが、26年1〜3月期も15店の撤退を検討している。
26年3月期通期の業績見通しは据え置いた。売上収益は前期比微減の1738億円、純利益は69%増の122億円を見込む。25年6月に起きた欧州子会社の物流倉庫の火災で16億円の減収要因となるが、保険金の計上で損益はトントンとなる見通し。
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