熊本県は夏の猛暑などの影響から全国的な問題となっているミツバチ不足への対応を強化する。公表した2026年度一般会計当初予算案に計約5億200万円の対策費用を盛り込み、養蜂家を支える。
熊本県の蜂蜜生産量は北海道に続く全国2位を誇る。しかし、県畜産課によると、23年ごろから異常気象やダニの寄生によってミツバチ不足が深刻化。ミツバチはトマトやスイカ、イチゴなど地元の農作物の交配にも欠かせない存在で、基幹産業の農業を支えるためにも予算を確保することにした。
具体的には交配用に貸し出す事業を営む養蜂農家らを支援するため、害虫が防げる冷蔵施設整備を支援する。また担い手育成に向けて農業高校などでミツバチに代わる昆虫利用のための実証実験ができる環境を整える。
このほか、当初予算案では4月で発生10年となる熊本地震や豪雨災害の復旧費に計540億円を計上。県立大で27年春開設予定の「半導体学部(仮称)」の施設整備費などに18億6800万円、公式確認から5月で70年となる水俣病の啓発事業などに1億3600万円を充てた。
26年度の一般会計当初予算案の総額は前年度比905億円(10・7%)増の9353億3600万円となり、当初予算としては過去最高となった。25年度一般会計補正予算案と合わせて、17日開会の県議会定例会に提案される。【山口桂子】
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