半導体用化学薬品のトリケミカル研究所は29日、2026年1月期の連結業績予想を下方修正し、純利益が前期比3%減の48億円になる見通しだと発表した。従来は1%増の50億円と過去最高益を予想していた。急増していた中国向け販売の伸びが下振れする。

通期の売上高は22%増の230億円、経常利益は1%減の65億円を見込む。それぞれ従来予想からは30億円、3億7000万円下方修正した。中国の主要取引先が半導体生産を効率化し、生産量に対する化学材料の消費量が大幅に減少する見込みになったという。

同日発表した25年2〜7月期の連結決算は売上高が前年同期比55%増の123億円、純利益は37%増の27億円だった。

トリケミカルは同日、中国のADChem社(安徽省合肥市)と合弁会社を9月に設立し、現地に半導体用次世代化学材料の工場を建設することで合意したと発表した。資本金は当初1億人民元(約20億円)で、将来は5億元(約100億円)まで増やす計画。トリケミカルが33%を出資する。工場は26年前半に着工し、28年ごろの完成を目指す。

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