
全日本空輸(ANA)といすゞ自動車は18日、空港向けに電気自動車(EV)のトラックを導入したと発表した。導入はANAとして初めてで、東京・羽田空港などで荷物の運搬車両として活用する。ANAはトラックを全国で約1000台保有している。適切な運用台数や充電時間などを検証し、脱炭素につなげる。
両社は2030年までのパートナーシップを締結した。いすゞのEVトラック「エルフEV」を羽田空港に2台、北海道の新千歳空港に1台導入する。乗客の手荷物を航空機に運ぶ車両として使う。空港内に設置する充電器を使い車両に充電する。
高稼働の羽田空港と、EVに不向きとされる寒冷地の新千歳空港で、車両への負荷などを検証するほか、車両の稼働データから充電時間を考慮した車両の適切な台数や稼働方法を探る。充電する場所や適切な車両の電池容量などを見極め、運用コストの低減をはかる。
ANAは小型機にスーツケースなどを積み込む「ベルトローダー」など専用特殊車両のEV化を進めてきた。トラックでもEVを導入し、30年度に航空機以外で19年度比33%以上の二酸化炭素(CO2)削減を目指す。EVトラック1台につき年間約2トンのCO2削減効果があるという。
いすゞは23年に同社初のEVトラックを発売した。いすゞの能登秀一常務執行役員は「条件が違う場所で運用の最適化を進め、空港の脱炭素化に貢献したい」とした。
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