農林中央金庫の2025年4〜12月期の連結決算は最終損益が黒字に転換した

農林中央金庫が18日発表した2025年4〜12月期の連結決算は、最終損益が992億円の黒字(前年同期は1兆4145億円の赤字)だった。26年3月期通期で300億〜700億円程度の黒字(前期は1兆8078億円の赤字)になるとの予想は据え置いた。

予想を維持したのは市場環境の変動が大きいほか、将来の収益改善に向けて資産の入れ替えも検討するためとしている。新たに27年3月期の見通しも公表し、純利益が500億〜1000億円程度になると見込む。外貨建ての運用収支が改善したことが主な理由だ。

出資先のJA三井リースは、米子会社が破綻した米自動車部品会社ファースト・ブランズ・グループ(FBG)に関連した債権を保有していたとして、25年4〜12月期に1500億円規模の貸倒引当金を計上。最終赤字に陥った。これに伴い、農林中金は持ち分法投資損失523億円を計上した。26年3月期の純利益予想は、約500億円のFBG影響を織り込んでいる。

農林中金は25年3月期に含み損を抱えた外国債券の損失確定を進め、巨額赤字を計上した。25年12月時点で債券含み損は1兆円強残るが、株式なども含めた有価証券全体の評価損益は127億円の含み益に転じた。プラス転換は四半期ベースで22年3月以来となる。

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