
パナソニックは25日、人工知能(AI)による顔認証機能を搭載したテレビドアホンを6月中旬に発売すると発表した。家族などの顔を登録しておけば、自宅に誰もいなくても自動で応対する。専用アプリを使えば、外出先からのリアルタイムでの応対も可能。自宅前をうろつく人はAIで検知し、自動で録画する。
「外でもドアホン VL-X70シリーズ」で、9年ぶりのフルモデルチェンジとなる。屋外に設置するカメラ付きの子機と室内用のモニター付き親機、モニターの子機で構成する。カメラ付き子機に使う素材によって2種類あり、アルミパネルの機種の想定価格は10万9000円前後。月産台数は全体で1000台を見込む。
専用アプリに登録した情報に基づいて顔を認証し、来訪者に応じたメッセージを自動で応答させる。例えば、親の不在時に子どもが帰宅してドアホンを鳴らすと、カメラが子どもを識別し、事前に録音しておいた母親の「お帰りなさい」という音声を自動で流せる。子どもだけで留守番する場合の防犯対策になる。
ドアホンを鳴らしていない時もカメラは稼働しており、利用者が設定した範囲内に30秒間うろつく人物がいた場合には自動録画し、音声で警告する。クラウドにつながなくても端末側だけで動作が完結する「エッジAI」を採用しているため、インターネット環境に関係なく導入できる。
ドアホン市場は横ばいで推移している。パナソニックホールディングス傘下のパナソニックエンターテインメント&コミュニケーションでドアホンなどを手掛けるコミュニケーションネットワーク事業部の事業部次長を務める小笠原亮氏は「新製品のようにネットワークに対応したタイプの販売台数を2028年度までに25年度比で倍増させたい」と話す。
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