花王は19日、アクティビスト(物言う株主)で香港投資ファンド、オアシス・マネジメントが臨時株主総会を請求したことについて株主に向けて見解を示した。サプライチェーン(供給網)の透明性を巡り「責任ある原材料調達を推進している」と説明した。
花王株を6.64%保有するオアシスは5日、花王に対し臨時総会を招集するよう求めたと発表。「花王はパーム油や紙・パルプの調達で、人権侵害や森林破壊との関連が報じられているサプライヤーを利用している恐れがある」と主張し、株主が主導する独立した調査の実施や担当者の選任などを求めている。
花王はオアシスの指摘を真摯に受け止めるとしたうえで、「環境・人権の実態調査と監視を継続的に行い、問題がある場合は改善を働きかけ、改善しない場合は購入停止を含む措置を講じている」と説明。「取引関係を一律に断つのではなく、原材料調達の持続可能性を向上させることを目的としている」とした。
また、環境や人権に配慮したRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)認証のパーム油調達比率が25年度に100%を達成したことや、紙・パルプの調達でも第三者による認証を通じた調達を進めているとした。
花王は臨時株主総会の招集に向けた基準日を26日に設定した。臨時総会は4月下旬から5月上旬での開催を検討している。
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