エーザイは19日、血液がん向けの抗がん剤「タズベリク」の国内での投与を中止すると発表した。海外で同薬を使った患者に別の血液がんが発生し、販売が中止されていた。エーザイは「日本でも血液がん発症のリスクを最大限考慮する必要があると判断した」としている。

タズベリクは2021年に日本で発売された。エーザイが日本で、仏イプセンが日本以外での開発・販売を手掛けた。イプセンは米国などでの臨床試験(治験)の結果、薬を使用した患者に血液がんが発生していることが確認されたとして、3月9日に投与中止を発表した。

タズベリクの発売後、日本では約200人の患者に投与された。うち2例で投与後に別の血液がんが発生し、エーザイは「投与との因果関係は評価不能」としている。医療機関に対して投与中止を呼びかけており、使用している患者がいないと確認できた段階で販売を取りやめる。

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