2月の粗鋼生産は11カ月連続のマイナスだった

日本鉄鋼連盟(東京・中央)は24日、2月の国内粗鋼生産量が前年同月比で微減の639万6500トンだったと発表した。11カ月連続の減少となったが、減少幅は約3000トンにとどまった。自動車や産業機械向けの鋼材が増えたが、建設向けが縮小した。

自動車や産業機械向けには、高炉でつくる「転炉鋼」や特殊鋼がプラスになった。転炉鋼は0.9%増の407万1300トンで11カ月ぶりに増加に転じた。特殊鋼は147万7200トンで5.9%増だった。「自動車向けなどが回復し、明るさが見えてきている」(業界関係者)

電炉でつくり主に建設向けで使われる「電炉鋼」は2.5%減の169万5200トンで2カ月ぶりの減少だった。

1日当たりの粗鋼生産量でみると2月は22万8000トンとなり、1月の21万8000トンと比べると4.9%増となった。

米国・イスラエルによるイラン攻撃の影響は3月以降の統計に表れる見込み。「2月までは粗鋼生産は回復してきたが、3月以降この調子が続くかわからない。中東情勢はプラス要因にならないことは確か」(業界関係者)という。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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