デンソーは24日、半導体大手ロームに対し「株式取得に関する提案を行っている」と発表した。ロームに対する買収提案を正式に表明した形だ。連携により「半導体事業における幅広い領域での貢献が可能となる」としている。

デンソーはロームに対しTOB(株式公開買い付け)で全株式を取得する内容の買収提案を出した。デンソーはこれまで「ローム株式の取得を含む様々な戦略的な選択肢を検討している」とし、「現時点で具体的に決定した事実はない」としていた。

ロームは車載だけでなく産業機器や民生機器などにも強みを持つ。デンソーは用途や市場の異なる領域で培われた技術や知見を相互に生かすことで自動車部品での提供価値向上も実現できるとしている。

ロームはデンソーからの買収提案を受け社内に特別委員会を設置して議論している。東芝との電気自動車(EV)やデータセンターの電力制御に使うパワー半導体事業の統合交渉が明らかになっており、企業価値向上へ選択を迫られる。

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