
アサヒビールは31日、発泡酒ブランド「スタイルフリー」から「スタイルフリートリプルゼロ」を発売する。糖質とプリン体、甘味料をゼロにしたほか、ビールと同様の醸造や発酵の仕組みを取り入れ、ビールに近い味わいとした。2026年の年間販売数量で150万ケース(大瓶換算)を目指す。
スタイルフリーとして、16年に発売した「スタイルフリーパーフェクト」(25年に終売)以来の大型新商品だ。パーフェクトと比べ、ビール原料の麦芽使用量を5倍程度に増やした。コンビニエンスストアでの想定販売価格は350ミリリットル缶で203円前後。
国内の発泡酒市場は縮小しており、アサヒを含めビール大手4社の販売数量は25年でピーク時の02年から7割減少した。10月にはビール類飲料の酒税改正があり、発泡酒は増税し、減税するビールと同じく350ミリリットルあたり54.25円になる。両者の価格差が縮まることで、手ごろ感が増すビールに消費者がさらに流れるとみられる。
スタイルフリーはアサヒが07年に発売した発泡酒の主力ブランドだ。25年の年間販売数量は前年比6%減だった。26日に開いた説明会でビールマーケティング部の大石彩帆氏は「健康機能性を訴えるビール類の需要は堅調だ。スタイルフリーもこの先訴求を強化していく」と話した。
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