
西部ガスホールディングス(HD)は26日、2027年3月期の連結純利益90億円を目指す26年度の経営計画を発表した。26年3月期比で13%増となる。北九州市の火力発電所が稼働することで、電力販売事業の調達価格を抑える。
都市ガスの単価下落で売上高は5%減の2470億円。海外事業で計上した不動産評価損がなくなり経常利益は17%増の140億円を見込む。
九州電力と出資するひびき発電合同会社(北九州市)が3月31日に液化天然ガス(LNG)火力発電所の「ひびき発電所」を稼働する予定だ。西部ガスHDは電力販売市場で購入するより安価で電気を調達できるようになる。発電所の稼働でLNGの使用量も増えるため、26年度の天然ガス取扱量は17%増の94万5000トンになる計画だ。
同日福岡市内で開いた記者会見で加藤卓二社長は「発電所には計画から5年以上費やした。地方のガス事業者が自前電源を持つ意味はエネルギー業界全体で見ても大きい」とひびき発電所に期待を示した。
緊迫する中東情勢に関して、加藤社長は「LNG価格は4〜6カ月の時間差で販売価格に転嫁せざるを得ない。7〜8月以降の料金に影響する。原料の問題で客先の工場の稼働率が低下するなど需要減少にも危機感を持っている」と話した。
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