オアシスは花王に対し臨時株主総会の開催を請求している

香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントが花王の株式を追加取得したことが26日分かった。オアシスが同日付で関東財務局に提出した変更報告書によると、保有比率は12.49%(前回報告時点では9.90%)になった。同報告書で「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」と記載している。

オアシスが花王株の追加取得に伴い変更報告書を提出するのは2月以降で3回目。オアシスは花王のサプライチェーン(供給網)で森林破壊や人権侵害につながる調達が行われている恐れがあると主張。5日、花王に対して臨時株主総会を開催するよう請求した。独立した調査担当者の選任などを求めている。

花王は臨時株主総会の招集に向けた基準日を3月26日に設定し、4月下旬から5月上旬の開催を検討している。

オアシスの主張に対して花王は19日、「原材料の取引先に対し、環境・人権の実態調査と監視を継続的に行い、問題がある場合は改善を働きかけ、改善しない場合は購入停止を含む措置を講じている」と説明。「全ての原材料調達において責任ある調達を推進している」との見解を表明した。

花王は26日に定時株主総会を開いた。決議事項は剰余金の処分や取締役・監査役の選任など会社提案の5議案で、全て可決された。オアシスは株主提案をしていない。

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