花王は27日、アクティビスト(物言う株主)で香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが筆頭株主になったと発表した。26日付で関東財務局に提出された変更報告書に基づき、オアシスの議決権比率が前回報告時(9.93%)から12.52%に上がったとしている。
オアシスは2月以降、花王株の保有比率を高めている。3月5日には「花王のサプライチェーン(供給網)で森林破壊や人権侵害につながる調達が行われている恐れがある」として臨時株主総会の開催を請求。独立した調査担当者の選任などを求めている。
これに対し花王は「全ての原材料調達において責任ある調達を推進している」との見解を示した。臨時株主総会については4月下旬から5月上旬の開催を検討している。
オアシスは2024年以降、「ポテンシャルがあるが、グローバル展開に消極的だ」などと主張し、花王に海外展開の強化や低採算のブランドの削減などを求めてきた。25年3月の定時株主総会では社外取締役候補の選任などを求める株主提案を出したが否決された。26年3月26日に開いた定時株主総会には株主提案を提出しなかった。
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