
タカラスタンダードは27日、家事代行大手ベアーズと業務提携すると発表した。両社はタカラスタンダード製品のリフォーム客専用の家事代行サービス「saikou!(サイコウ)」を4月から提供する。タカラスタンダードの研修を受けて、キッチンなど同社製品について詳しい知識を持つベアーズのスタッフを派遣し、掃除と料理を代行する。利用者にとって安心感が高まるうえ、製品寿命の長寿化などが見込めるとしている。
家事代行サービスは国内でも徐々に市場規模が拡大しているが、実際の利用者はまだ2%程度とされる。リフォームを通じ、長期にわたり顧客と付き合いがあるタカラスタンダードが責任を持ってベアーズの担当者を紹介することで、安心感を高める。
また、サイコウに携わるベアーズのスタッフは、事前にタカラスタンダードの製品知識や手入れ方法などに関する研修を受ける。効率的かつ効果的な掃除サービスなどを提供でき、製品の長寿命化にもつながるという。
同日、東京都内で記者会見したタカラスタンダードの小森大社長は「(タカラスタンダードの)商品を熟知したベアーズのスタッフが掃除や(キッチンの)収納の提案ができるのが付加価値の一つ」と語った。ベアーズの高橋ゆき副社長は「(タカラとの間に)ホットラインをつくって協力し、サイコウを信頼されるブランドにしていきたい」と意気込んだ。
4月から東京・大阪・京都の8つのショールームに来場するリフォーム客向けに、サイコウを提案する。料金は隔週1回3時間で3万4320円のプランなどをそろえる。将来的に全国に広げ、5〜10年後に30億円の売り上げを目指す。
タカラスタンダードにとっては家事代行サービスを通じ、顧客との接点を維持する狙いがある。「これまでは売りっぱなしになっていた」(小森社長)とし、関係を持ち続けることで顧客のニーズを直接吸い上げ、本業の商品開発にもつなげる。
タカラスタンダードは新規事業の開拓に力を入れており、家事代行業もその一環となる。25年1月に「ビジネスディベロップメント本部」を設立し、自社技術を生かせる分野を選定してきた。12月にはホーロー技術を活用した宇宙産業素材の開発を発表していた。
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