値上げする製品を生産している三菱ケミカルの東海事業所(三重県四日市市)

三菱ケミカルグループは30日、伸縮性がある繊維の原料となる化学品などを値上げすると発表した。ホルムズ海峡の事実上の封鎖で基礎化学品の原料であるナフサ(粗製ガソリン)の調達難が続き、市況も高騰しているため。

値上げは基礎化学品ブタジエンを原料とする「ブタンジオール」類2製品と、「テトラヒドロフラン」、「ポリテトラメチレンエーテルグリコール」の計4製品を対象とする。

テトラヒドロフランは医薬製造工程での溶剤として使われるほか、ポリテトラメチレンエーテルグリコールの原料にもなる。最終的には、ストッキングなど向けの伸縮性があるポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)などに使われる。

いずれの製品も三重県で生産している。国内販売で4月1日の出荷分から対象とし、1キログラムあたりの値上げ額はブタンジオールの2製品で125円以上、残る2製品は165円以上となる。値上げ幅の割合は非開示とした。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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