養命酒製造は30日、臨時株主総会の招集に向けた基準日を4月15日に設定したと発表した。同社はTOB(株式公開買い付け)を通じて6月ごろをめどに株式を非公開化する。臨時株主総会は6月上旬をめどに開催する。

アクティビスト(物言う株主)として知られる村上世彰氏らが関わる投資会社レノ(東京・渋谷)が養命酒へのTOBを実施している。買い付けの価格は1株4050円。筆頭株主で養命酒株の33.34%を保有する投資会社の湯沢(同)は応募しない。臨時総会では株式併合と定款の一部変更を諮る。

TOBとその後のスクイーズアウト(強制買い取り)を通じてレノが66.66%を取得し、それを湯沢に譲渡する。養命酒株は上場廃止となる。

湯沢は村上氏の親族にあたる野村幸弘氏が実質保有している。非公開化後はツムラが約68億円で全ての株式を取得し、「薬用養命酒」事業などを傘下に収める計画だ。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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