古河電工が投資するフィリピンの拠点

古河電気工業は30日、データセンターの装置を放熱・冷却する部品を増産するためフィリピンなどアジア各国で550億円を投資すると発表した。生成AI(人工知能)向けデータセンターの熱処理に使う部品「ヒートシンク」を供給する。

ヒートシンクでは冷却水を使う「水冷方式」とファンで空気を流す「空冷方式」のそれぞれを投資対象とする。データセンターで使うCPU(中央演算処理装置)や画像処理半導体(GPU)の放熱・冷却に使う。特に冷却性能が高い水冷方式は需要が伸びるとみて手厚く投資する。

水冷に510億円を投じ、フィリピンの工場を拡張するほかタイでも新工場を設立する。今回の投資を受けた量産開始はフィリピンが2027年1月、タイが28年1月を予定する。水冷の売上高は27年度に1000億円以上、30年度に4000億円を計画している。

空冷には40億円を投じ、中国の蘇州とフィリピンで設備を増強する。

同社はこれまでもフィリピンで段階的に投資してきたほか、国内では神奈川県平塚市でも同内容の投資をしている。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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