
大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は31日、大阪・関西万博の会場輸送などで使用し、不具合が続発していた電気自動車(EV)バスについて、路線バスや自動運転バスとして使用しないと発表した。代替車種は未定としている。
使用中止の理由について「当社が求める安全性と長期的な安定性を確保できる方法・体制を確立することは困難である」と判断した。2025年10月には国土交通省が道路運送車両法に基づいて、製造元のEVモーターズ・ジャパン(EVMJ、北九州市)に立ち入り検査した。
大阪メトロが保有するEVMJ社製の車両は190台。購入金額は合計80億円以上で、車両の返品や購入代金の返還請求も検討する。車体の購入にあたっては国や大阪府・市からの補助金を40億円以上投じている。補助金の返還については「交付者と協議のうえ、適切に対応していく」考えだ。
一部の車体は4月から大阪府南部で人を乗せた自動運転の実証実験に使う予定だった。不具合を受けて実験の開始を6月に延期を決めたが、1月末から実施した試験走行では、車軸と車体をつなぐ部品が破断する事象も発生した。EVMJが原因を調べている。
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