
機械商社の山善は1日、大阪・関西万博で産業用ロボットの展示を始めた。精緻に稼働するロボットの特性をアピールし、生活の場での利用の可能性を示す。万博会場ではロボットがカメラアングルを自動で調整し、来場者を撮影するといったパフォーマンスも披露している。撮影した写真は無料でプレゼントする。展示は15日まで。
万博会場のエンパワーリングゾーンに開設した「ロボット&モビリティステーション」に山善の専用スペースを設けた。カメラ撮影するロボットは、同社が取り扱う台湾大手テックマン・ロボット製。安全柵がなくても人間と同じ空間で作業できる「協働ロボット」で、一般生活向けにも応用できるとみる。

このほか獅子舞に扮装(ふんそう)し、その動きを再現するロボットも展示している。山善の谷口文晶氏は「伝統芸能は高齢化によって継承に課題がある。人ではなくロボットで受け継ぐことができる」と話す。
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