ベネッセコーポレーションは1日、社会人向けオンライン学習サービス「Udemy(ユーデミー)」で、個人会員に対しサブスクリプション(定額課金)サービスを始めたと発表した。これまで個人会員は講座ごとに購入が必要だったが、サブスクで容易に受講できるようにし、高まる生成AI(人工知能)などの学習ニーズを取り込む。

個人向けサブスクは月額3000円で、約2万9000講座を自由に視聴できるようになる。法人会員は見られないヘルスケアや趣味に関する講義動画も受講できる。5月から一部会員向けに実証実験をしてきたが「想定よりも顧客からの反響が良かった」(ベネッセ担当者)として前倒しの提供を始めた。

ベネッセは15年に米Udemy社と業務提携し、日本国内でUdemyを独占販売してきた。6月末時点での会員数は個人と法人合わせて約220万人。28年までに会員総数1000万人を目標としている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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