
ワークマンは1日、東京都内で2025年秋冬の新製品発表会を開いた。血行を促進し疲労回復を促すとうたうリカバリーウエアや、暖冬に対応した防寒着などの看板商品の生産を拡充し、品切れが起こらないようにする。在庫・入荷状況の確認や予約ができる専用アプリも同日にリリースした。顧客の満足度向上を目指す。
発表会でワークマンの土屋哲雄専務は「ワークマンの人気商品イコール欠品というイメージがあった」と指摘。「今後は看板製品を育て、商品の深みで勝負する」と話した。リカバリーウエアなどの人気商品については生産量を前年の10倍に増やし、顧客に商品が届くようにする。

「着る断熱材」と銘打つ「XShelter(Xシェルター)」シリーズは冷気や暖気を遮断し衣服内をセ氏30度前後に保つことで寒暖差に対応できるという。同シリーズ向けに、断熱性と伸縮性を兼ね備えた「断熱β(ベータ)シート」を新たに開発した。

「ワークマンアプリ」は話題の製品の予約や在庫確認などができる。顧客の利便性を高めるとともに、データを分析して販促に生かす。担当者は「これまで40〜50代がメイン層だったがアプリを導入することでより若い層にもアプローチしたい」と話している。
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