
ライフドリンクカンパニーは1日、筆頭株主の投資ファンドグループが保有する計1019万7000株を売り出すと発表した。発行済み株式総数の2割に相当する。同日の終値(2605円)から勘案すると売り出し総額は300億円規模となる可能性がある。投資家の裾野を広げるとともに、株式の市場流動性を高める。
株を売り出すのは、日本の中堅企業に投資するサンライズ・キャピタル。売り出し価格は9月9〜12日のいずれかの日の終値と同額か、最大1割を割り引く。需給動向に応じた追加売り出し(オーバーアロットメント)は最大で152万9400株とする。
大規模な売り出しに伴い、株式需給への影響を緩和するため、10億円を上限とする自社株買いを実施することも発表した。発行済み株式総数(自己株式除く)の0.96%にあたる50万株を上限に取得する。
ライフドリンクカンパニーは少品種の飲料を大量に生産し価格を抑えるビジネスモデルを強みとする。2026年3月期の連結業績は純利益が前期比31%増の44億円、売上高が17%増の520億円を見込む。堅調な業績が好感され、株価は8月20日に上場来高値となる3015円をつけた。
【関連記事】
- ・清涼飲料のライフドリンク株価上場来高値 4〜6月営業益22%増
- ・清涼飲料のライフドリンク株価14%高 大和証券が最上位判断に上げ
- ・「飲料PB覇者」ライフドリンクカンパニーが上場来高値

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。