
関西電力子会社の関電不動産開発が所有するホテル「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」(長野県大町市)は2日、新館を開業した。立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口に立地し、スキーリゾートの白馬地域にも近いことから、日本人客に加えて訪日外国人(インバウンド)の利用を見込む。
新館は地上3階・地下1階建てで30室を備える。客室の広さは39平方メートルまたは46平方メートルで、全室に天然温泉をかけ流しできる浴室を備え付けている。インバウンド客の利用を見込み、スキー・スノーボード置き場やコインランドリーも増設した。
同ホテルは、黒部ダム建設工事の見学者向けに関電が建設した「大町クラブハウス」がルーツだ。1965年に「ホテルくろよん」として開業し、88年からはロイヤルホテルなどが運営した。その後、関電グループとIHG・ANA・ホテルズグループジャパン(東京・港)が運営委託契約を結んだ。
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