アイリスは調達した1万トンの政府備蓄米を8月末までに完売した(5月31日、千葉県松戸市のグループ会社のホームセンター店舗)

アイリスオーヤマ(仙台市)は2日、政府との随意契約で調達した1万トンの備蓄米を8月31日に完売したと発表した。グループのホームセンターや自社の通販サイトを通じて5月31日から精米1袋(5キログラム)を税込み2160円で販売し、約181万袋を3カ月で売り切った。

2025年産の新米も高値が予想されており、割安な政府備蓄米の人気の根強さを示した形だ。アイリスはグループ会社が運営する自前の精米工場を持つ強みを生かし、イトーヨーカ堂と並んで実店舗で最も早く政府備蓄米の販売を始めた。

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