東芝は2日、システムインテグレーション(SI)や量子技術の開発などを手掛ける子会社の東芝デジタルソリューションズを2026年4月1日に東芝本体へ取り込むと発表した。経営の効率化や部門間連携を促すため、17年に分社化した主要4事業を再統合する動きの一環。このうち2社は既に日程を発表しており、残る1社も検討を進める。

同日、東芝デジタルソリューションズが10月に東芝データを吸収合併することも発表した。東芝データは、電子レシートから得られる消費者の購買データ活用などを手掛けている。

東芝は27年3月期を最終年度とする中期経営計画で「One東芝」を掲げ、主要4事業を担う子会社を再統合することを発表している。

インフラ子会社は25年4月に再統合し、電力などのエネルギー子会社は26年4月の統合を予定する。ハードディスクドライブ(HDD)やパワー半導体などを手掛ける東芝デバイス&ストレージについても「適切な時期に統合していくことを検討する」(東芝)としている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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