オークマが岐阜県可児市に新設した物流拠点

オークマは2日、岐阜県可児市で整備していた物流拠点が竣工したと発表した。愛知県内に分散していた工作機械部品の倉庫機能を集約し、物流の効率化を進める。一部の部品を組み立ててユニットにする機能も備え、製品完成までのリードタイムを1割程度短縮する。

総工費は30億円。大型の金型などを作る門型マシニングセンターなどを生産する可児工場の敷地内に建設した。倉庫は2階建てで、延べ床面積は1万4000平方メートル。人工知能(AI)を搭載したロボットなどを活用し、操業を省人化する。

これまでは愛知県内で複数の貸倉庫を使っており、新拠点への集約により賃料などのコスト削減を見込む。CNC旋盤や複合加工機を生産する本社工場(愛知県大口町)、自動化システムを担う江南工場(同江南市)へのアクセスにも優れ、配送効率が高まるとみている。

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