京都市内主要ホテルの7月の平均客室単価は、前年同月比4.2%安となった

京都市観光協会は7月の京都市内の主要ホテルの平均客室単価が、前年同月と比べて4.2%安の1万7572円だったと発表した。7月は猛暑が続いたほか、香港などで「日本で大地震が起きる」といった噂が広がった。外国人客の増加や物価高を背景に6月まで客室単価は上昇傾向が続いていた。前年同月を下回るのは22年2月以来。

客室稼働率は前年同月比1.3ポイント高い75.4%だった。延べ宿泊数は前年同月から4.4%伸びた。日本人の宿泊数は4.5%減、外国人は9.1%増だった。宿泊数に占める外国人比率は68.4%だった。

観光協会の神田有希氏は「中高価格帯のホテルも客室単価が下がった。海外景気の不透明感も要因の一つではないか」と述べた。一方で客室単価の下落は一時的として、繁忙期の10〜11月は堅調な予約動向だという。

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