債券市場では日本国債が売られて価格が下がると、長期金利が上昇するという関係になっています。

長期金利はこのところ上昇傾向が続いていますが、3日も長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが1.64%まで上昇し、2008年7月以来、およそ17年ぶりの高い水準となりました。

また満期までの期間が、30年の国債でも利回りが過去最高の水準まで上昇しました。

背景には、財政悪化の懸念からヨーロッパやアメリカで長期金利が上昇していて、国内の債券市場でも石破政権の政権運営に不透明感が漂う中、今後の財政悪化への懸念が強まったことがあると見られます。

市場関係者は「市場では、あす行われる30年ものの国債の入札結果も注目されている」と話していました。

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