自動車向けの操作装置を製造するハイレックスコーポレーションは5日、2025年10月期の連結純利益が前期比97%増の38億円になる見通しだと発表した。従来予想から18億円上方修正した。韓国やメキシコ、中国の子会社で原価低減や生産性向上が進んだほか、人件費の圧縮も奏功する。投資有価証券売却益の計上も利益を押し上げる。
売上高は2%減の3010億円、営業利益は約8.6倍の31億円を見込む。それぞれ従来予想から22億円と7億円上方修正した。同社は国内外の自動車メーカー向けに操作ケーブルの開発や製造を手掛けており、韓国での販売が想定より好調に推移した。
同日発表した24年11月〜25年7月期の連結決算は純利益が前年同期比14%減の34億円、売上高は3%減の2276億円だった。
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