6月開業した住宅展示場「アークスクエア湘南平塚展示場」(神奈川県平塚市)

ヤマダホールディングス(HD)傘下のヤマダデンキは5日、住宅会社のヤマダホームズ、LIXILとパネルディスカッションを開いた。3社は住宅と電気自動車(EV)などを組み合わせた環境負荷の低い「スマートハウス」の提供で連携している。ヤマダデンキの山田和広取締役は「企業間連携で住宅の省エネ化を推進する」と述べた。

ヤマダHDは暮らしに関わるモノを一元的に販売する「くらしまるごと」戦略を進めており、住宅やリフォームの提供に力を入れている。住宅展示場「アークスクエア湘南平塚展示場」(神奈川県平塚市)を6月開業し、スマートハウスを売り込んでいる。

パネルディスカッションはこの展示場で開催した。ヤマダのスマートハウスに窓サッシなどを提供するLIXILの小林智常務役員は「窓の断熱性を高めることで消費電力が減り、脱炭素につながる」と強調した。

(左から)パネルディスカッションに登壇したヤマダデンキの山田氏、ヤマダホームズの杉原氏、LIXILの小林氏(5日、神奈川県平塚市)

ヤマダホームズ住宅事業本部、関東支社長の杉原訓氏は「メーカーは建材の選定や施工方法、さらには資源循環までを含めて住宅の省エネについて考える義務がある」とした。その上で「パートナーなくして(脱炭素は)前に進まない」とし、他社との連携を進める考えを示した。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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