アサヒグループ食品の新ブランド「まんぷく日和」

アサヒグループ食品は5日、介護食ブランド「まんぷく日和」を29日に発売すると発表した。従来のブランドから食品の彩りや香りを改善したほか、ご当地料理や洋食をメニューに追加した。価格は194円〜270円。

ソーキそばのようなご当地料理や、ポトフやナポリタンなど従来は少なかった洋食メニューなど37品をそろえた。同社の介護者への調査で、楽しめる食事を「思い出のメニュー」や「旅行先で食べたご当地品」と答えた人が多かったことを踏まえた。

「かまなくてよい」や「歯ぐきでつぶせる」など料理のかみやすさを4段階で表示した。同社の調査によると現在、介護食を利用している人は「かむ力に問題のある人」のうち、15%程度の約66万人にとどまる。介護食を敬遠する層にも売り込む。

食品の色彩や香りも重視し、食べる人の食欲を刺激する工夫もこらした。今後は商品展開を増やす検討もする。マーケティング四部の岸奈津美氏は「介護食自体のネガティブな先入観をなくすような商品にしたい」と話した。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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