1足当たり金額も記録更新

大阪税関が数値の比較が可能な2013年以降について分析し、発表した。24年の輸出額は13年との比較で全国は約2.1倍、近畿圏で約3倍となった。輸出数量は全国が同年比で0.9倍、近畿圏が約1.2倍。

奈良や兵庫など主要産地がある近畿圏からの輸出内訳をみると、合成繊維製と綿製が多数を占め、合わせると数量で85%、金額で71%だった。血流が促進されるよう圧縮力が足首の部分で最も強く、脚上部へいくに従って段階的に弱まる「段階的圧縮靴下」は、数量では9%だったが、金額では21%を占めている。同靴下は、脚のむくみや疲れを軽減する効果があるとされる。

輸出単価(1足当たりの輸出金額)は、全国892円、近畿圏725円で、ともに過去最高だった。13年から24年の12年間でそれぞれ約2.4倍となった。

大阪税関によると、輸出単価の上昇は、特殊な糸や素材を使用する段階的圧縮靴下、スポーツやトレーニングといった特定用途向けの靴下など、独自機能を付加した商品の輸出が増えたためという。

【資料】

  • 大阪税関「靴下の輸出」

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