OPECプラスのうち、サウジアラビアやロシアなど8か国は7日、オンラインで会合を開き、原油の在庫が低い水準にあり世界経済の見通しが安定しているなどとして来月の原油の生産量を1日あたり13万7000バレル増やすと明らかにしました。
OPECプラスはことしに入るまで原油価格の下支えのため、減産する方針をとっていましたが8か国はこのところ増産規模を拡大する姿勢に転換していて、今回は来年末まで続けるとしていた1日あたり160万バレル余りの自主的な減産の規模を縮小することで増産するということです。
国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格は今月5日にはアメリカ経済の減速で需要が落ち込むとの見方から一時、およそ3か月ぶりに1バレル=61ドル台半ばまで下落していて、市場では、低下傾向にある原油価格がさらに下落するとの見方も出ています。
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