ベネッセコーポレーションは8日、小中学校向けの学習ソフト「ミライシード」に、トヨタ自動車やJR東海など11企業・団体が提供するコンテンツを追加したと発表した。企業の社会的責任(CSR)活動を子供向けに実施したい企業の需要に応えた。
各社が無償で事業内容やCSR活動に即したスライド・ワークシートなどの教材を提供した。JR東海はリニア中央新幹線を題材としたすごろくで算数の「時刻と時間」の単元を学習できる小学2年生向け教材を用意した。教員用の指導用教材も併せて提供し、教員が負担なく指導できるようにした。

ミライシードは3月時点で全国の小中学校約1万校で導入されており、360万人以上の児童・生徒が利用している。これまで企業による子供向けCSR活動への関心は高まっているものの、供給手段が少ないことが課題になっていた。ベネッセは今後も自社コンテンツを通じ、企業のCSR活動を支援する方針だ。
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