「ぐんま次世代映像クリエイターコンペ2025」のキックオフイベント(6日、群馬県庁)

群馬県は県内を舞台とした短編映画のコンペティションを始動する。10人のクリエーターが9月から映画を撮影し、2026年2月に上映と大賞の発表を予定する。映画監督を目指す若手に群馬とつながりをもってもらい、映画制作の拠点となることを目指す。6日には県庁でクリエーターが撮影する作品について発表した。

「ぐんま次世代映像クリエイターコンペ2025」は7月から応募を受け付け、290人が企画の審査を受けた。審査委員長は映画監督の奥田瑛二氏が務めた。

テーマは自由で、選ばれた作品は群馬の自然描写を生かしたものやコメディーから社会性のあるものまで様々だ。県は24年に1回目のコンペを実施しており、今回が2回目。

コンペの参加者は支給される100万円の制作費で10分間を目安とした短編映画を撮影・制作する。機材や出演する役者の手配はクリエーター側が行うが、制作に絡む様々な相談には県などが応じる。制作期間は26年1月末まで。県の担当者は「自治体が金銭面の支援や制作のサポートをするコンペは珍しいと思う」と話した。

【関連記事】

  • ・群馬県、米英教育機関と特別講座 映画に続き第2弾は「デザイン思考」
  • ・群馬県がゲーム・アニメの会社説明会 任天堂系など参加、人材育成狙う
  • ・アニメ「前橋ウィッチーズ」終了後も「永遠不滅」 声優5人全国で活躍

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。