印刷済みのポリエステル生地を脱色する技術である「ネオクロマト・プロセス」の開発中の実機

ミマキエンジニアリングはインクを脱色することで印刷済みのポリエステル生地の再利用を可能にする技術を導入した装置を初めて公開する。17〜19日に幕張メッセ(千葉市)で開かれる展示会で、脱色と再印刷の工程を含め展示する。2026年度に製品開発が完了する予定で、販売に先んじて技術をアピールする。小売業や行政機関がのぼり旗などを脱色し再利用する用途を見込む。

23年度に開発した技術「ネオクロマト・プロセス」を取り入れた。同技術は当初、手作業でのみ実現していたが、このほど外部販売を前提にした装置の開発にめどがついた。24年度までに工程を自動化した装置の販売を目指していたが、のぼり旗やTシャツなど多様な形に合わせて脱色する工程がネックとなり製品化が遅れていた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。