ロームのパワー半導体素子が搭載されたインバーターの部品

ロームは9日、省エネ性の高い炭化ケイ素(SiC)製パワー半導体素子が独自動車部品大手のシェフラーAG(旧ヴィテスコ・テクノロジーズ)に採用されたと発表した。電気自動車(EV)の基幹部品インバーターの構成部品のひとつで、高級車などで使われる800ボルト超の高電圧にも対応する。シェフラーは中国の自動車大手向けに供給する。

シェフラーがこのほどインバーター部品の量産を始めた。ロームは2020年からシェフラーとインバーターを共同開発している。23年にはSiC製パワー半導体の長期供給契約を結んでおり、関係を深めている。

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