
東芝テックは10日、2025年4〜9月期に約40億2000万円の特別損失を計上すると発表した。リコーと共同出資する事務機生産会社エトリア(横浜市)の拠点再編に伴い人員整理にかかる費用の一部を東芝テックが負担する。26年3月期の連結最終損益予想には既に織り込んでいるという。
エトリアは拠点再編について「生産効率化に向けた生産体制最適化の一環」としている。東芝テックは26年3月期の最終損益がゼロ(前期は299億円の黒字)になると予想する。
エトリアはリコーと東芝テックが24年7月に複合機の生産・開発部門をそれぞれ切り出して設立した。東芝テックは24年9月、エトリアに移管した工場で拠点縮小により従業員の解雇が必要になった場合、退職金費用の一部を負担する契約を結んでいた。
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