工事では耐震補強のほかに、バリアフリー対応のためにエレベーター・トイレ棟も増設した

長野県軽井沢町にある重要文化財「旧三笠ホテル」は約5年間の保存修理工事を終え10月に開業する。日比谷花壇(東京・港)が指定管理者になり、1906年に創業した純西洋式建築ホテルの建物内にカフェやミュージアムショップ、貸室を新設する。貸衣装サービスも新たに始める。

工事では耐震補強のほかに、バリアフリー対応のためにエレベーター・トイレ棟も増設した。既存の建物では展示用の客室などと別に、会議や撮影で利用できる予約制の貸室を整備した。撮影用の衣装も貸し出し、インバウンド(訪日外国人)も含めた観光客の利用をにらむ。

日比谷花壇は地域創生事業にも注力しており、北海道の「旧日本郵船株式会社小樽支店」や神戸市の異人館街にある「風見鶏の館」「ラインの館」などでも指定管理者を担っている。

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