
ヤマハはヘッドホンと接続して演奏する弦楽器「サイレントチェロ」の新製品を10月3日に発売する。モデルチェンジは19年ぶりで、独自の音響処理技術「SRTパワードシステム」を初めて搭載した。アコースティックチェロの録音データの分析結果から本格的な音色や響きを付加できるようにした。
新製品はサイレントチェロの「SVC300シリーズ」の2モデル。折り畳みが可能でロックやポップスの演奏も楽しめるCモデルと、アコースティックに近いデザインのFモデルだ。価格はいずれも49万5000円で、特別生産のパールホワイト色は53万3500円とする。初年度に計200台の販売を計画する。
SRTパワードシステムはすでにサイレントバイオリンなどで好評を得ている。サイレントチェロでも本格的なアコースティックの弾き心地を実現した。新製品をテコにレコーディングやライブ演奏、自宅での練習など幅広い需要を取り込む。
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