
みずほ銀行は2026年3月末までに生命保険・損害保険会社からの出向者の受け入れを廃止する方向で検討している。保険業界で相次ぐ出向者を介した情報漏洩問題などを踏まえた。同行で保険業務に携わる出向者数十人全員を出向元に戻し、新規の受け入れも停止する方向で保険会社と協議している。
みずほ銀行は、金融庁が5月に公表した保険会社に対する監督指針の改正案などを受けて出向者の受け入れ廃止を検討している。すでに業界団体の日本損害保険協会が営業目的の出向者を廃止する指針を打ち出したほか、一部の生保も代理店への出向者を引き揚げる方針を示していた。
銀行業界では三菱UFJ銀行が7月、生命保険・損害保険会社からの出向者の受け入れを26年3月末までに廃止する方向で検討していることを明らかにしていた。
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